生活教育授業研究会(10月6日)

10月6日に生活教育授業研究会を行いました。「学びを愉しむ子どもの姿を求めて」を主題とし、17の授業をとおして提案しました。それぞれの授業では、単元の中で見いだした問題を解決するための意見交流が行われ、自分の追究と真剣に向き合う姿が見られました。この後も単元は進んでいきます。子どもたちが学ぶ価値を実感し、内面から湧き上がる喜びを味わえる授業づくりに邁進していきます。今回は授業研究会で提案された授業の一端を紹介します。

-1年生-

座位バレーボールは、座りながらプレイする競技です。子どもたちは、動ける範囲に限りがあるなかでも、仲間と連携したプレイについて追究してきました。思うように相手にパスができないときは、「次はできるよ」と仲間に対してポジティブな声をかけたり、パスをつないでアタックが決まると「ナイスアタック」と、称賛したりしながら、共感的な人間関係を構築してきました。
座位バレーボールの経験を生かし、既存のスポーツにルールや道具を工夫し、誰もが楽しむことのできるアダプテッドスポーツをつくるために、検討を重ねています。

【子どもの声】
・座って行うから瞬時の判断で動けません。だから、相手のプレイやボールの行方を先に考えておく必要があります。そうすれば、落ち着いて仲間にパスができるので連携した攻撃ができるようになりました。多くの人が楽しめる鬼ごっこを考えていきたいです。

・座位バレーボールに取り組み始めたときは、1回で相手コートに返すことが多かったです。その攻撃がだんだんと決まらなくなってきたので、仲間とパスをつないで得点が決まると、すごくうれしかったです。座ってもスポーツは楽しめることが分かりました。

-2年生-
2年C組では、社会科で「どのような出来事と人物の思いがつながって江戸城明けわたしに向かったのか」というテーマで意見交流をしました。子どもたちは、個人追究で調べ、考えてきたことを語り合うことで、それぞれの歴史上の人物が目ざしたものを見いだすことができました。

【子どもの声】
・私は、今回の意見交流でさまざまな視点から一人ひとりの人物を深掘っている意見が多く、1つの面に凝り固まらず、みんなの意見を聞くことができたと思いました。友達の出した「徳川家が築いてきたものを守りたい」という意見が心に残っています。「徳川家を守りたい」という意見が多い中、少し言い換えてあるだけなのに、腑に落ちた感覚がありました。

-3年生-

3年生理科では、ロックバランシングにおいて、「アンバランスに見えても立たせるにはどうすればよいか」について意見交流を行いました。
意見交流では、石全体の合成重心が支持面の真上になるようにすることや、摩擦力の上限を利用しきって、石全体の重力の斜面に平行な分力とつり合わせること、てこの原理を利用してつり合わせることなどの考えが語られました。
同じ合成重心という考え方でも、石をテープで貼り付けてひもで吊るして重心を求める方法もあれば、個々の石の重心を結んだ線分を、質量の逆比で内分して求める方法もあること、石が崩れるのは、「滑り」と「回転」の2つの運動であることが共有されました。また、てこの原理で考えたときに、支点、作用点、力の大きさと向きはどうなっているのかについて、仲間に説明を求め、納得いくまで考える姿がありました。こうした、考えの練り合い、ぶつかり合いこそが、まさに附中生の意見交流であったと思います。
そうした、意見交流を経て、「石全体をひとまとまりとして捉えて、全体をつり合わせて、石の滑りと回転を防げばよい」ということを学級全体で共有しました。

【子どもの声】
・全体での意見交流では、うまく説明できずに、仲間を納得させられなかった。再考・分析の時間に、仲間が説明を求めてやってきてくれて、そのときには、もっと丁寧に説明して、最後には納得してくれた。仲間と一緒に本気で考える時間は愉しかった。