附中日記  2020年09月

8月31日(月)

来年度の自然体験活動に向けて、1年生の実行委員が自ら企画し、「オンライン学年集会」を開催しました。オンラインでの学年集会を開催したいと考えた理由は、感染防止対策と熱中症予防を両立させながら、学年全員の意見を吸い上げ、自然体験活動を創りあげたいという思いからでした。

そして、実行委員のメンバーは、綿密な計画を立て、進めてきました。
先週の金曜日、実行委員が学年全員にスローガンの提案文書を配り、「この土日で提案文書を読み、意見をまとめておいてほしい」とお願いしました。
同時に、実行委員は、オンライン学年集会を開くために、役割分担をしたり、司会練習をしたり、機器の操作練習をしたりして、入念に準備を行いました。

美術室をホスト教室とし、各教室に正しく映像や音声が届くか確認しました。
役割分担では、ホスト兼司会、各教室でのパソコン操作、各クラスの意見の板書、共有画面の文書の作成、全体の記録などが挙げられました。

いよいよ、オンライン学年集会本番。

実行委員が提案したいくつかのスローガンに対して、各クラス順番に画面を通じて意見を述べていきました。
学年集会ですので、教室内での椅子の配置も集会の隊形です。

意見がある子どもは、パソコンの前で自分の意見を伝えました。
意見交流が進む中、「クラスで話し合う時間がほしい」という子の要望を受け、司会が各クラスで話し合う時間をとるようにしました。

最後、一人一人が振り返りをするまで、全て実行委員が運営しました。
途中、共有画面の映像が途切れるなどの不具合はあったものの、気にせず意見を交わす1年生はたくましかったです。

そして、何より実行委員の皆さんのがんばりが輝いていました。
スローガンがどんなものになるのか楽しみでしかたありません。

また、今回は、新しい学年集会のあり方の提案ともなりました。
附属岡崎中学校初の「オンライン学年集会」を成し遂げた実行力もすてきでした。

「できないからやらない」ではなく、「どうすればできるか」を自ら考え、実行する1年生の姿に感動しました。