附中日記  2020年09月

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋。
過ごしやすい季節にはいろいろな冠が似合います。

もうすぐ秋分。
ここ附中では、追究の秋が深まる頃。
個性あふれる学びは、錦秋を待たず、千々に色づいています。

 

 

9月16日(水)

1年C組は、美術科の追究で豊田市美術館を訪れました。

本日は、実際に美術館に足を運び、鑑賞者にとって「わからないもの」と捉えられがちな現代アートの鑑賞に挑戦しました。

子どもは、目の前に広がる現代アートの世界を体感し、実際のアートの魅力に引き込まれていました。

1年C組の皆さんは、いったい、何を感じたのでしょうか。


↑「インスタ映えする」と話題になっている作品も多いそうです。

しかし、挑戦は、まだ道半ばです。
これからも現代アートとの向き合い方について追究を進めていきます。

9月14日(月)

この日、2年生は、修学旅行実行委員が中心となり、自分たちの修学旅行のことを話し合う学年集会を行いました。

テーマは、「修学旅行では、学年としての目標を決める必要があるのか」。

「3年間の集大成として、修学旅行に行くわけだから、学年全体で目標を決めて、成長した姿を見せるべき」という意見や、「自分自身が成長させたい内容には、個人差があるので、学年で決めずに、自分自身で目標をもち、それぞれ成長していけばよい」という意見がでました。

「修学旅行があるから行く」ではなく、「学校内では味わえない経験をして、自分を成長させたいから修学旅行に行く」という意識で、修学旅行そのものを見つめ直す大切な時間になったのではないでしょうか。

「3年生になったら修学旅行に行く」というあたりまえにメスを入れた、すてきな話し合いでした。
この話し合いをとおして、また、一つ成長することができましたね。

体育大会活動も2週目に入りました。
リーダーだけでなく、一人一人の動きが大切になってきます。
一人一人が「新たな附中の先駆者」としてがんばってほしいと思います。

そんな現役の附中生に対して、先週末、昨年度の3年生からメッセージが届きました。

「限られた条件の中で、どうしたら最強の体育大会にできるのか。そこが附中生の腕の見せどころです。」
「そんな時こそ、大きく息を吸い、視野を広くもってください。」
「附中日記を見ると、今できることに全力を尽くしてがんばっている皆さんの姿があり、頭が下がる思いです。」

先輩たちも、私たちの体育大会活動を温かく見守ってくれています。
今ここでがんばれることに感謝しながら、全力で取り組んでいきましょう。

卒業生の皆さん、ありがとうございました。

今、自分にできることを全力で。

がんばれ、附中生。

前例のない中始まった体育大会活動。

一度は諦めかけたこともありましたが、無事に始めることができ、ほっとしています。
しかし、活動を続けていけば、問題点も多々出てきます。
そこはしっかりと改善して、よりよい体育大会を創っていきたいです。

Withコロナの時代、新しい生活様式を求められるようになりました。
そんな中で、自粛生活をおくるなど、私たちはリスクを恐れてきました。
しかし、物事にゼロリスクというものはありません。
必ず何らかのリスクが伴います。

もちろんリスクを恐れることも大切ですが、リスクを過度に恐れて行動に移さないよりかは、何が大切かを見極め、実行する。そういったことが大事だと思います。
これからの活動において、そういったことも意識して取り組んでいってほしいです。

最後に、ディズニーの創始者であるウォルト・ディズニーの名言を紹介します。

When we go into that new project, we believe in it all the way.
We have confidence in our ability to do it right.
And we work hard to do the best possible job.

新しいプロジェクトをやると決めたときは、とことん信じ込むんだ。

うまくできる自信をもつんだ。
そして、これ以上はできないという最高の仕事をするんだ。

 

自分、そして仲間を信じ、我々が「新たな附中の先駆者」となりましょう。

9月14日(月)

通常授業が再開して、2週目に入りました。
そして、先週からは、「体育大会活動」も始まりました。

1年生のある子が、マイトレにこんなような内容を書いてきたそうです。

「今は、体育大会活動と追究の授業があって、とっても忙しいけれど、やっと附中らしさが出てきたと感じます。」

「やっと『附中らしさ』が出てきた」。
なるほど、とってもすてきな感じ方ですね。

今年度は、コロナ禍の中で、いろいろな制限がたしかにたくさんあります。

でも、皆さんは、「附中生」ですし、ここは、「附属岡崎中学校」です。

今自分の目の前には、きっといろいろな可能性があって、それをつかみとって、味わうことができるのが「附中生」だと思います。

そして、それを味わうためには、自ら動くしか方法はありません。

今こそ楽しむ。今こそ行動する。

その先にこそ、本物の「附中らしさ」があるのかもしれませんね。

9月11日(金)

本日は、朝から天気もよく、夏の暑さを感じながらの活動となりました。
活動中のDグループの子に、「意気込みをお聞かせください」と、インタビューをしてみました。

<ネオ長:三橋>
「少し作業が遅れています。しかし、ネオの語源は『新しい』なので、新しい形の体育大会を作っていかないといけない今の世の中にあっていると思っています。Dグループにしかできない『新しいものを作る』という思いを込めて作業に取り組んでいます。」

<段ボール長:浜川>
「作業の進行具合が、少しやばいです。正直、時間がほしいです。完成は6m×9mの大きさなのですが、段ボールのパーツも140個くらいあるので組み合わせるのが大変です。穴をあけて連結することが大変だったり、ガムテープがなくて困ったりもしたけど、限られた時間内でがんばって、学校ナンバー1になります。」

<副製作長:森脇>
「それぞれの担当場所で、すごくみんなががんばっていてうれしいです。3学年が団結して、Dグループの完全優勝目ざしてがんばっていきたいです。」

<応援団長:花井>
「ここまでは、いい感じでやっています。みんな本当にがんばってくれて頼もしいです。いい盛り上げ役の子もいて、雰囲気がすごくよいです。応援団だけでなく、チーム一丸で応援優勝を目ざします。」

<副グループ長:権田>
「今年は熱中症やコロナ感染症のこともあるので、例年と違って、やりにくさもあります。しかし、こういう状況だからこそ3年生が中心となって1・2年生を引っ張りながら、がんばっていけたらよいなと思います。大変だけど、Dグループなら乗り越えられると信じているし、乗り越えたときに得られるものは大きいと思っています。多くの人に応援してもらえるチームになれるように、がんばっていきます。」

<グループ長:小國>
「正直、現状では、成功とも失敗ともなんとも言えないです。チームとしてのよいところもあるけど、課題もたくさんあります。ウイルス対策の徹底はやっぱり難しいなと実感しています。しかし、新しい体育大会に向けて、乗り越えないといけない壁だと思っています。最善を尽くしてがんばります。暑さも気になるけど、各自がしっかりと対策しているので、大丈夫です。暑さに負けない気持ちをもって取り組みます。」

以上、作業の合間をぬってインタビューに応じてくれた皆さん、ありがとうございました。

来週からの活動も、がんばってください。

9月11日(金)

体育大会活動の最中ですが、「文化祭」も動き出しています。

本日昼放課には、第1回の文化祭特別委員会が生徒会執行部により招集されました。

体育大会との併催を成功裏に収めるため、まずは特に残したい内容について全校アンケートを実施します。

ここからの限られた時間をいかに使うか。
皆さんの知恵の見せどころです。

9月10日(木)

~朝会での一言~
・「コロナによって生まれたあたりまえも大切だが、それより前にあったあたりまえを大切にしないといけない。」

~LT後の3C教室での一言~
・ほうきを片手に、「自分にできることをやってから帰ります」

~『ダンボール通信』での一言~
「起きてしまったことは、しょうがない。それを意地でもプラスに変えていくのが真の勝者だと思っています。」
※『ダンボール通信』とは、Cグループのダンボール長が毎日発行している通信です

体育大会活動中、たくさんの名言が聞こえてくる。
仲間と協力してよりよいものを作ろうとする空間には、心地よい言葉があふれている。
今日もどこかで、そして、明日もどこかで。
みなさんも耳を傾けてみてください。
きっと仲間から生まれる素敵な言葉との出会いがありますよ。

 

『全校で創る体育大会』

ぼくは体育大会を全校でよりよいものにするには、縦のつながりだけではなく、横のつながりも大事だと思っています。

他グループと競い合いながらも、附中の歴史に残るような体育大会を全校で創っていきたいです。
また、Cグループは今年、総合優勝3連覇と応援製作優勝3連覇がかかっています。
競技優勝もとって完全優勝できるように、Cグループ全体で団結していきたいです。

(Cグループ長:蘇)

9月9日(水)

体育大会活動3日目。

製作の方も着実に進んでいます。
3年生が昨年度から考えてきたデザインが少しずつ形になってきています。

製作の内容だけでなく、「片づけをきちんとしよう」、「時間を守ろう」という声もたくさん聞かれるようになってきました。

今後の体育大会活動をとおして、全校の力でよりよい附中をつくっていくことを期待しています。


『完全優勝・withコロナ・後輩に繋ぐ』

今年の体育大会は多くの三年生が頭を悩ませています。
それは、例年とは明らかに違う開催にあります。
これまでの伝統を壊してしまうのではないかという不安も抱えながらここまで進めてきました。
しかし、不安なのは、三年生だけではないと思います。
来年の主役である二年生だってそうです。
来年の体育大会はどうすればいいのか…といった不安もあるでしょう。
伝統を繋いでいくためにも二年生のためにも「後輩に繋ぐ」ことも大事にしていかなければなりません。
僕たちは今、高い高い壁にぶつかっています。
今こそ、三年生の見せ場だと思います。
「勝ち」だけにこだわらず、いい体育大会を創っていきます。
僕たちが主役の行事もあと二つしかありません。
例年よりさらにハードルが上がった体育大会活動でも、全員で最後まで駆け抜けていきます。

(Bグループ長:小鳥居)