附中日記 

待ちに待ったオリエンテーション合宿が始まりました。

子どもたちは、「共挑成(きょうちょうせい)」の実現に向けて、「143人で創り上げるドミノ」にチャレンジしているところです。

いったい、どのような言葉ができあがるのか。ハプニングをどう乗り越えるのか。

仲間とともに支え合い、励まし合う姿が見られることを期待しています。

本日、PTA総会ならびに育朋会総会が行われました。
多くの保護者の皆様にご参会いただきましたこと、感謝申し上げます。

授業参観では、本校の特徴でもある意見交流をする姿も見ていただけたことと存じます。
まだまだ緊張している部分もありますが、これからさらに活発な議論をするようになっていくことでしょう。

保護者の皆様に、あたたかいご理解とご協力をいただいていることを改めて実感し、ますますよい学校を子どもたちとともに作っていこうと気を引き締めた1日となりました。

今年度も、よろしくお願いいたします。

 

 

入学式から約3週間が経ちました。子どもたちは、オリエンテーション合宿に向けて、何度も何度も意見交流を重ねてきました。
そして、子どもたちは、オリエンテーション合宿の目的を「共挑成」(きょうちょうせい)と名づけました。

「共」に…

・お互いの個性をいかし、得意不得意を補い合おう!

・みんなと共に協力しよう!

「挑戦」…

・オリエンテーション合宿だから出来るものに挑戦しよう!

・出来ないからやめるのではなく、やってみる!

「成長」…

・常にさらなる高みを目ざして、考え行動しよう!

・自分の気持ちを伝える力をつけよう!

 

子どもは、「共挑成」を実現するために、「143人で創り上げるドミノ」、「143人で創り上げるステージ」という2つの活動内容を考えました。
そして今、それぞれのクラスでは、それぞれの思いを大切にしながら準備を進めています。
自分のよさ、仲間のよさを見つめる中で、仲間とともに挑み続ける姿、ともに成長を実感し合える姿を期待しています。

 

以下は、子どもの振り返りの一部です。

・何度も繰り返した話し合いの末、ついに台本が完成しました。配役決めの話し合いでは、自分が希望した役になることができ、うれしかったです。自分はセリフが多い役に立候補しました。自分の言い方によって、劇全体の印象が変わっていくと思うので、セリフはもちろん完ペキにして、演じ方もみんなの意見を聞きながら、よりよいものになるようにがんばっていきたいです。(A組生徒)

・今日は一日中話し合っていたと思うくらい、話し合いをしました。でも、それ以上に実行委員さんたちは、朝早くに学校に来たり、給食を早く食べたりして、時間をつくっています。全ては「共挑成」を達成するために、一生懸命に話し合ってくれています。私も応えなければと思い、意見を考えるけれど、なかなか難しいです。だけど、今日は1回だけ自分の意見を伝えられました。さらにがんばりたいです。(B組生徒)

・今日、劇の話し合いをして、とてもたくさんの意見が出て、よかったです。でも、みんなの考えがすごすぎて、まとまらず、自分でまとめられなかったのが悔しかったです。もう少しわかりやすく説明できたところもあったし、先に決めなきゃいけないこともぐちゃぐちゃで、大変でした。ちゃんと学んで、次に話し合うことがあれば、前よりも成長できるようにがんばりたいです。(C組生徒)

・今日は、級旗は完成に近づき、劇は台本ができて、初めて通すことができました。級旗は、三時間ほどの短い時間の中で、委員以外の人も手伝ってくれたことで、ペースよく進められました。劇は、台本を見ると本当にクオリティの高い面白い劇ができていました。通し練習をしたときも、常に笑わせにきていて、時間を短くできれば、最高の劇になると思います。私は、表には出ない役割だけど、裏方として上手に支えられるようにしたいです。(D組生徒)

最終日の今日は、学級別分散活動です。

A組は八景島シーパラダイスから横浜中華街へ。
B組は湯島天神からお台場へ。
C組は白
糸の滝からまかいの牧場へ。
D組は浅草から東京ドームシティへ。

学級で決めた行き先で最後の1日を楽しみました。
2年生から準備してきた修学旅行も、これで終わりです。
ホンモノにふれた4日間の経験
は、子どもたちの生き方に大きな影響を与えてくれたのではないでしょうか。
仲間と過ご
したこの思い出は、大人になるにつれ少しずつ忘れてしまうかもしれませんが、きっと写
真を見返すたびに、この日のことは鮮明に思い出されることでしょう。
一生の思い出です

来週から学校生活の再開。「Action」は、次につながっていきます。

三日目(4/26)の夜は、「学年で語る会」が開催されました。

宴会場に一堂に会して、この修学旅行の3日間で「Action」を達成できたかどうかについて、また、この経験をいかしてこの先どうしていきたいかについて語り合いました。
発信活動で専門家から指摘されて追究の未熟さを感じたことや、仲間の発信活動も自分の追究と関連づけてしっかり聞けたこと、行程を柔軟に変更しながら班の仲間と協力して活動できたこと、講演会で学んだことを自分の生き方について考えたことなど、3日間の修学旅行においての経験から得られたことについて、非常にたくさんの意見が出されました。
仲間の考えを生の声で聞ける語る会は本当に素敵です。
自分の考えを語る人の話に耳を傾けていると、時間があっという間に過ぎていきました。

昨夜は、代々木第二体育館を借りて、大運動会を行いました。

歴史ある建物はまさに圧巻。

外観を見たときから上がり続けたボルテージは、中に入って最高潮に。
「おー!」「すげー!」と歓声が湧き上がりました。
実行委員主導で運動会が始まると、応援歌を歌い始めるクラスがあらわれ、体育館に応援の声が響き渡りました。
クラス・学年の絆を深めるよい機会となりました。
そして、9月の体育大会が楽しみになりました。
―――
本日3日目は、自由班活動2日目。
天候に恵まれず、雨の中での移動になりましたが、それぞれの目的、それぞれの方法でLifework活動を行いました。
発信活動では、メインで発信する人はもちろんのこと、一緒に行った班の人も、興味をもって質問していたようです。
専門家に学びを発信するこの活動は、附中の特徴の一つ。
ここでしかできない経験をすることができました。
さまざまトラブルがありましたが、自分たちの力で解決し、困ったら相談し、解決したときにはきちんと報告する。
責任ある姿はとても頼もしかったです。
ちなみに今日I先生が科学館で他の学校の生徒から「6班そろいました」と報告を受けたそうです・・。
この3日間、どんなActionができたのか。
夕食後、学年で語る会が始まります。

本日は、自由班行動1日目。Lifeworkに関する活動を行いました。

昨年度から計画的にアポを取って発信先を決め、今日はいよいよ本番となりました。
今日の活動に向けて、昨日の行きのバスの中から発表資料に目を通す人もいて感心しました。
発信活動ではなく、さらに学びを深いものにするために取材に行く人もいました。
また、オンラインでの発信を予定している人たちは、
今回は東京でしか見ることができないところを見学してきました。

東京都内各所に分散して活動しているため、一人一人の様子はわかりませんが、
写真を撮りに行った先生たちから送られてくる写真を見るだけで、
充実した時間を過ごすことができていたことが伝わってきます。

明日が本番の人たちも、きっと素晴らしい時間にすることでしょう。

昨日の夜は「未来へつなげる会」ということで、
おばたのお兄さんを講師に招き、講演会をしていただきました。

コント(お芝居)から始まり、講演会、トークセッションと
終始笑顔に包まれた楽しい時間となりました。
小さな目標を達成する習慣を身につけることが、
ポジティブに生きていくコツであることなど、
これからの人生を前向きに生きていくためのヒントをいただきました。

講演会を終えた子どものコメントです。
◯これからの人生でもし不安になったときも今日の講演がヒントにできそう
◯目標、夢を達成するには、相手に伝えることが大切
◯そうするとサポートしてくれる仲間が増える、口に出すことが大事
◯自身の体験からやる気を導き出す方法を教えてくださった
◯人生は海で、人間は船。やる気が船のエンジンの役割という言葉が印象に残った

先週の天気予報では、初日から雨の予報。
しかし、3年生のみんなの修学旅行への思いが雨雲を吹き飛ばし、
順調にスタートすることができました。

最初の行程は、分野別学習です。
学級を解体し、「政治・歴史」「テクノロジー」「ファッション」「スポーツ」
「音楽」「演劇・映像・演芸」の6つのコースに分かれ、
自分の興味関心のあるコースでホンモノにふれる体験をしてきました。
真剣に話を聞いたり、体験したりする様子は、さすが附中生です。
きっと、この一瞬一瞬で感じたことが、未来を生き抜く強い力として働いてくれるはずです。
これからの未来に向かって、知見を広める時間となりました。

3年生は、いよいよ来週が修学旅行です。

 

4月19日(水)

修学旅行に向けて学年で「プレ語る会」を行いました。

「自分は修学旅行でどのようなActionをするか」というテーマで語り合いました。

ぜひ、修学旅行で自らActionをおこし、「語る会」本番では、学んだことを熱く語り合いましょう。

 

4月20日(木)

修学旅行のしおりの読み合わせと最終確認を学年で行いました。

実行委員の生徒たちが、日程やルールなどを丁寧に説明していました。

思いをもって創り上げてきたことが、もうすぐ実現しようとしています。

 

一緒にすてきな修学旅行を創り上げましょう。