「空き家」の現状を探る ~3年生技術家庭科(家庭分野)の追究~
早速ですが、問題です。
Q「日本全国の空き家を集めると、どれくらいの面積になるでしょう?」
①岡崎市 ②愛知県 ③四国 ④九州
わかりましたか?
正解は・・・・・・・・・・・
なんと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
④九州 です!!!!!!!
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空き家の数は、全国で800万戸以上あり、それらをあわせると、九州地方全域の広さにもなるのです。すごいですね。
この数には、マンションやアパート等の空室も含まれています。
また、手つかずのいわゆる一般的な「空き家」に限定すると、約1/3の300万戸以上もあります。
これを利用しない手は、ありませんね!
そこで、3年B組では、現在、増え続けている「空き家」に着目して、追究を進めています。
先日、クラス全員で、「岡崎製材株式会社」の八田様と新海様に案内していただき、市内の空き家見学に出かけました。
生徒A「岡崎市内には、どれくらいの空き家があるのですか?」
八田様「約300戸あります」
生徒B「売れますか?」
八田様「岡崎製材では、昨年10戸の空き家を扱いましたが、全て売れました」
生徒C「どんな人が買うのですか?」
新海様「30代前後のお客様が中心で、多くのかたが、更地(さらち)にして、新築を建てられます」
生徒D「空き家が多い地域はどこですか?」
新海様「数でいうと都市部が多いですが、割合でいうと地方の過疎地域が多いです。過疎地域では都市への流出が進んでおり、家を引き継げずに空き家となってしまうことが多いのです」
生徒E「全国の空き家の資産価値は、どれくらいになるのですか?」
八田様「空き家の市場規模は、約9兆円(不動産売買流通としては約6.4兆円)というデータがあります」
聞きました?
「9兆円」ですよ!!!
ますます、これを利用しない手はありません。
八田様には、「雨の中にもかかわらず、生徒さんたちの意欲に感心しました。質のよい質問がいくつもあり、感服しました」と言っていただきました。
追究はまだ始まったばかり。
この後の展開が楽しみです。
(文責:伊倉 剛)