「附中追究単元探訪」その11

東岡崎駅の構内でジャズが流れていたり、図書館に資料館があったりするなど、岡崎市は、ジャズの街と言われているのを知っていますか。
かっこいいけど、自分で演奏するのは難しそう・・・。
そんなイメージの「ジャズ」に、昨年度の1年生がチャレンジしました。

まず、サックス奏者とピアニストによるジャズの生演奏を鑑賞しました。
迫力ある演奏に圧倒され、思わず手拍子をしたくなるようなジャズのかっこよさを体感したところで、鍵盤ハーモニカに持ち替えて、ジャズアレンジした学園歌を聴かせてくれました。学園歌なら、鍵盤ハーモニカなら、自分たちでもできそうだ。やってみたい。

「ジャズ学園歌にチャレンジしよう!」
鍵盤ハーモニカやキーボードで、手探りのジャズアレンジが始まりました。

「どうしたら、ジャズっぽくなるのか」
音を加えたり、重ねたり、リズムを変えたりするなど、中間発表を交えた意見交流では、ジャズっぽくするためのアイデアが出されました。そこで出された「裏拍を感じるとジャズっぽく演奏できる」という仲間の意見をもとに、サックス奏者の方に教えてもらったジャズ特有のリズムである「スウィング」の大切さを確認しました。スウィングにのると、ぐっとジャズっぽくなります。体を揺らしながら演奏できるようになりました。

「ジャズと言えばアドリブ」
さらに、アドリブに挑戦することになりました。アドリブはスウィングにのって自由に即興的に表現するものです。サックス奏者とピアニストの方に、自分たちがアレンジしたジャズ学園歌を聴いてもらい、一緒にアドリブ演奏を楽しみました。

最初は、どこが何の音なのかわからず、指1本でメロディーを弾いていた子も、鍵盤に階名を書いた付箋を貼り、仲間に教えてもらいながら、最後には、自分の作品を完成させ、演奏することができました。初心者でも、誰でも、スウィングにのって自由に楽しく演奏できるのがジャズの魅力です。学習発表会でも、劇やクイズ、生演奏を交えて、ジャズの魅力を楽しく全校に伝えることができました。

音楽の授業では、仲間と演奏したり、創作したりしながら追究していきます。過去には、ボディパーカッションやウクレレ、和太鼓、映画音楽づくりなどの追究を行っています。

どんな音楽と出会えるのか、どんな追究をしていくのか、楽しみにしていてくださいね!!

本日のお相手は、元附中生で音楽部所属だった、野々山でした。