附中日記 

11月25日(水)

本日、附属岡崎中学校に一つの荷物が届きました。
差出人は、附中のある卒業生。

中を開けると、附中の図書室の本が1冊と手紙などが入っていました。
「なんだろう?」と思いながら、手紙を読むと、時候のあいさつから始まり、附中在籍時に借りていた本を返し忘れたことのお詫びの文章でした。

“返却期限からおよそ8か月も遅れてしまい、深くお詫びします。
お詫びといっては変ですが、ポップを作らせていただきました。”

ということで、本に隠れて、1片のポップがでてきました。

もちろん貸し出し期限を破ることはいけないことですが、こうやって、お詫びしながらもユーモアあふれるアクションを起こせることは、なんだかよいなと思いました。

行動を起こすのに、遅いも早いもないというか、「遅いかな」と思って身動きがとれなくなるぐらいなら、遅くても思い切って行動することが大事だなと改めて考えさせられました。

ちなみに、この1冊は、この生徒が在籍中に自分が直接紹介した最後の本で、そのことも手紙に書いてあり、大変嬉しく思いました。ありがとう。

<蛇足>
図書室の中には、やっぱり、貸し出したまま返却されない本があります。
ひょっとして同じように卒業生のお家に眠っていることもあるかもしれません。
そんな本たちが附中に帰ってきて、現役の附中生に読んでもらえるとうれしいなと思ったり。
上記のように、たまに返しにきてくれる卒業生がいるのでありがたいです。