『確かな成長』ー3年生の姿からー

学校が再開して1か月が経ちました。

6月半ばのある日、委員会活動の時間、学年部の先生の代わりに、昨年度の学年主任である私が担当をさせてもらいました。

きっと、学級のことは、まだ進んでいないだろうなと思い、ちょっと出しゃばってしまい、
「階段の掲示が寂しいんだけど・・・」
と、呟きました。

すると、級長たちで話し合い、
「級訓と3役の言葉を載せた掲示を6月中に作ります」
と宣言してくれました。

それから、時が過ぎ、6月30日のことです。
級長代表の子が私のところに来て、
「先生、掲示できました」
と、教えてくれました。

正直、行事の事、勉強の事と忙しい中で、難しいだろうなとと思っていましたが、ちゃんと責任をもって、それぞれ個性あふれる掲示を制作した姿に成長を感じるとともにうれしく思いました。


この級訓のもと、新型コロナと向き合いながら、新しい附中スタイルを創り上げてほしいと思います。
皆さんならきっと創り上げることができる信じています。

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話が替わり、数学の授業では、『ジャクソン王国の紋章」を描く追究単元を行っています。

6時間にわたる追究を経て、どのクラスもコンパスと勇者の棒(木の棒)を利用して、紋章を描くことができました。

その後、紋章は、『正方形、直角二等辺三角形、ひし形』で構成されているから、図形の証明をする必要性を感じ、再び、追究をしました。

しかし、ひし形の証明に大苦戦。
入れ替わり立ち代わりに、証明の説明に挑戦しましたが、他の子の指摘によって、また振り出しに。

授業が終わるまで、永遠と話し合いを重ねる姿に3年間の追究で培った経験とプライドを感じました。

授業が終わっても、黒板の前に集まり、議論を重ねる姿や私のところに来て説明する姿勢に、
『これぞ!附中の3年生』
と、うれしく思いました。

いよいよ、各教科で1学期の追究単元が始まります。
とことんこだわって追究を進めてほしいと思います。

(文責:昨年度学年主任 山田 晃広)