「附中夢紀行」その5

附中夢紀行も、ついに第5回を迎え、感無量です。
1年生の皆さん、ちょっとは附中について理解できているでしょうか。
また、2・3年生の皆さんは、新たな発見があるでしょうか。

というわけで、前回は、本館の2Fの副校長室まで行きましたので、更に、そこから奥深くを目ざします。右手に、社会科研究室、国語科研究室を見ながら進むと、そこは、附中のオアシスである「図書室」です。

では、今回は、モリモリ書店の店長へのインタビュー形式で送りたいと思います。

ーあのう、こんにちは。今日は図書室について教えてください。
店長:はい。なんでも聞いてください。

ー入るとすぐ右側にカウンターがありますが、ここにも本が置いてありますね。蹴り飛ばしてもよいですか?
店長:だめです。足をどけてください。これは、店長や図書委員が、そのときどきのおすすめを置くスペースです。新刊や旬の本をセットしています。あと、「ご自由にお取りください的なしおりコーナー」もあります。お気に入りのものがあれば、ぜひ、持っていってください。

ーそんなおすすめ本コーナーからぐるっと後ろを向くと、今度は、これ、雑誌コーナーですか?附中図書室には、雑誌も置いてあるんですか?
店長:そうですね。歴史に関する月刊誌「歴史街道」や「子どもの科学」、「月刊 NEWSがわかる」など学習に関わるものから、本の雑誌「ダ・ヴィンチ」や料理、映画の本など、そのときどきでいろんなものを置いています。

ーなるほど。じゃあ、本棚見てみましょうか。あれ、新しい本がいっぱいあるじゃないですか。盗っていってもよいですか?
店長:だめです。許しません。図書室の本は、みんなの本なので、借りたら必ず返してください。じゃないと、涙が出て止まらなくなってしまいます。
※図書室の本の中にも返却されていない本もあるので、必ず返却しよう。

ーちなみに、新刊はどれぐらいのペースで入るんですか?
店長:2~3か月に1回ぐらいですかね。1回につき、100~200冊ぐらい入荷します。いつも、新刊は昼の放課をつかって貸し出しを開始しますが、だいたい100人ぐらいがわっと押し寄せますね。

ー100人!?それは、結構すごいですね。ちなみに、どうやって選書しているんですか?
店長:おもしろそうな本をバラエティ豊かに店長の独断と偏見で選んでいます。あとは、生徒からのリクエストに極力応えるために、リクエストコーナーもあります。

ーああ、これですね。いろんなコメントが書いてありますね。
店長:そうですね。ここにいろいろ書いてあるのにコメントを返して、コミュニケーションを楽しんでいます。ぜひ、学校が再開したら書いてください。

ーこの図書室の利用者は多いですか?
店長:基本的に、昼の放課は結構たくさんの生徒がやってきます。一生懸命、本を選んだり、机で勉強したり、仲間と一緒に本を眺めていたりするなど、それぞれの楽しみ方で過ごしています。

ーそういえば、今、デリバリーサービスも始めているとか。
店長:はい。現在、臨時休業中で、本が借りられないままなので、もったいないなと思って。ホームページの申し込みフォームに希望の本を打ち込んでもらえれば、レターパックでご家庭に届けます。ぜひ、利用してください。現在、1年生の子の利用も多くて嬉しい限りです。おかわり(2度目、3度目の利用)もOKです。

ーでは、最後に何かあれば。
店長:本をよく読む人も読まない人も、この図書室にはいろいろなジャンルの本があるので、「ああ世の中にはこんな世界があるんだ」って楽しんでほしいし、本はいろんなことを問いかけてくれるものだと思うので、ぜひ足を運んでほしいなと思います。リクエストなどあれば、店長までどうぞ。

というわけで、今回の「附中夢紀行」はこれにて終了。
本日のお相手は、森 卓也でした。次回は、どこにゆくのでしょうか。