後輩に伝えたかったこと -卒業生答辞より-

昨日、第72回卒業生157名が、われらの学園を巣立っていきました。
新型コロナウイルス感染症予防における措置のため、在校生は参加できませんでしたが、心はつながっています。
先輩方の卒業を祝う気持ちは、確かに先輩に伝わっていました。
先輩の熱き思いを、在校生のみなさんに伝えます。

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在校生のいない卒業式は、寂しく感じます。
でも、彼らは、彼らに急に訪れた、今の学年・学級最後の日に、私たちのために準備をしてくれました。
校門をくぐってから育朋館に来るまで、姿はなくても、確かに感じる在校生の思いがありました。
今、私たちがすべきことは、この特別な卒業式を悔やむことではありません。
この日本の決断が、いつか報われると信じ、感謝や決意の心をもって、それにふさわしい姿、本物の姿を残していくことです。
1、2年生のみなさんに伝えてください。
この先、どんなことが待っていたとしても、たくさんの視点から、自分たちにとって必要なものは何かを見極めていってください。仲間とともに、本物を見つけてください、と。
そして、今日の私たちの姿が、新たな学年となってスタートする在校生のみなさんの心に残ることを信じています。
-<略>-   (第72回卒業生答辞より)