追究の集大成 -私たちの卒業記念品-

 
第72回卒業生の記念品は、フラクタル構造の日よけです。グラウンドの西側に完成しました。
この日よけは、三年生の数学科追究授業の集大成です。夏になると、40度を超えるような日がやってくる時代に、従来の白いテントに代わる、より快適な日よけを探し求めてきました。幾何学の概念で、図形の部分と全体が自己相似になっているものをフラクタルと呼びます。この構造を利用して日よけをつくると、太陽の高度によって、できる影の形が変化します。風通しがよく、夏の猛暑を遮り、春秋は心地よい日差しになるというわけです。フラクタル日よけが生み出す影から、幾何学の美しさを感じてください。