色が変わるクッキング ー3年生理科の最終授業ー
3年生の最後の理科の授業では、カメレオンパンケーキと夜明けのハーブティーをつくりました。
「今日は調理実習? 理科じゃないの?」
パンケーキを焼き始めた子どもから驚きの声が次々にあがります。
「あっ、紫が緑になった!」
また、濃い青色のハーブティーにレモンを入れると、まるで夜が明けたような鮮やかなピンク色に。
なぜ色が変わるのか?
パンケーキに混ぜた紫いもの粉、ハーブティーのマローブルー。
いずれも、アントシアニンという色素を含みます。この色素が、ベーキングパウダーの分解によって発生するアルカリ性の物質(炭酸ナトリウム)や、レモンのクエン酸に反応して色を変えたのでした。化学のおもしろさにふれ、おなかも満たされながら、最後の授業を終えました。(3年生理科担当:坂田)