追究は未来の生活を変える礎 ~3年D組理科「大海原へ いざ3D号」~

3年D組の理科では、5月後半からいかだ作りに取り組んできました。
目標は、ある地域で毎年開催されてきた手作りいかだレースの
大会史上最速ペースを達成することです。
(大会に参加予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で大会は中止)

子どもたちは、いかだの水中の投射断面積を小さくしたり、
表面の形状を工夫して水流の乱れを抑制したりするなど、
漕ぎ手のエネルギーを効率よく推進力に変える方法を追究してきました。
いかだのサイズの上限、乗員がオールで漕ぐという規定があるため、
船体の安定性と抗力が追究のポイントとなり、
カタマラン式とトリマラン式のどちらがよいかを考えました。

実際に製作したいかだをプールに浮かべ、
試行錯誤を繰り返す表情はまさに研究者。
この追究単元がきっかけとなって、身のまわりの生活を
「エネルギーの効率」という視点で見つめてその工夫を学び、
いつか、より効率的な仕組みを創造してほしいと願っています。