和ろうそくの魅力とは何か ー3年生ー
3Bの美術では、修学旅行先で、伝統工芸である江戸風鈴の絵付けをした経験をもとに、三河の伝統産業である和ろうそくについて調べる中で、和ろうそくに込められた職人さんの思いや、和ろうそくの特徴など、さまざまな興味関心が生まれました。
そこで、岡崎市の磯部ろうそく店の女将さんをお招きし、交流しました。実演を交えながら、職人さんの思いや和ろうそくと人をつなぐエピソードなどを紹介していただきました。
大量生産で安価なものが重視される現代だからこそ、一つ一つ想いを込めながら手で作る伝統産業の存在の大切さを知った。職人さんが、使う人それぞれの事情や気持ちを考えて試行錯誤しながら作っていることがわかり、改めて職人さんのすごさを感じた。
私は、洋蝋燭と和蝋燭の違いは、原料や作り方ではなく、「人々のろうそくに込める想い」だと思った。和蝋燭は、「大切な人」というキーワードが欠かせなく、人と人をつなぐものでもあると思った。
和蝋燭には、魅力がある。温かみのある炎が不規則に揺らぐ様子、何時間も見れそうなくらいだ。こんなにも素敵なものが日本にあることや、江戸時代の人たちも同じように炎を感じていたと思うとさらに愛したくなる。
蝋燭は灯をつける人のそれぞれの想いが多くつまっているとわかった。蝋燭は、仏壇や墓などと一緒にあるイメージだから、人の「悲しみ」という想いがつまっていることが多いと思ったが、今日改めて「想い」は「悲しみ」だけではなく、人に対する優しさや祈りというものもいっぱいあると気づいた。
女将さんとの1時間はとても充実した時間でした。