「明日へつなぐ」プロジェクト再始動。

7月も半ばにさしかかったある日。
「先生。『明日へつなぐ』の3年生の歌詞を考えようと思います。先生も一緒にお願いします」。
一人の子が私に話しかけてきました。

『明日へつなぐ』とは、昨年度、2年生の自然体験活動に向けて、作ったオリジナルソングです。
(※2019年5月27日の附中日記にその映像があります。よかったらご覧ください)

このオリジナルソングは、学年のみんなからキーワードを集めて、そこからプロジェクトチームの子が歌詞を作ります。
もちろん、作曲も子どもです。

このプロジェクトは、当時、1年生のときの学年主任の先生の思いを引き継いだ私が、この一人の子に話しかけなければ、始まらなかったかもしれません。

でも、今では、3年間の思いを込めた歌詞を作って、卒業期のどこかで歌いたいという壮大なプロジェクトになりました。

まさに、主体的な子どもの姿であり、本校の研究「独創性を育む」の独創性を発揮した姿だなと感じています。

そして、今週から、3年生の部分の歌詞の制作に入りました。
子どもたちは、集まったキーワードを見ながら、
「3年生を印象づける言葉を入れたいね」
「ソウゾウ(1・2年のメインの言葉)や疾走(2年の学年目標)を3年生の歌詞にも入れたいな」
と、楽しそうに進めていました。

そんな前向きな言葉の中に、こんな言葉も・・・。
「今年は、修学旅行や行事の言葉は入れにくいよね・・・。」
本来なら、こんなことを考えずにあたりまえのように3年生を過ごせたはずが、コロナ渦で、自粛や延期を余儀なくされる現実。
それでも、前向きに考える子どもの姿には、頭が下がります。

そして、本日。
ついに、3年生の部分の歌詞の大枠は完成しました。
この後は、転調してからのクライマックスの歌詞を考えていきます。

皆さん、歌詞や歌の披露を、ぜひ楽しみにしていてください。