| 小説に描かれるもの ①
(短編小説「窓」いしいしんじ) |
もっといろいろな本を読みたい。短編小説「窓」と出会った子どもは、作者はこの作品をとおして何を伝えたいのだろうと、疑問をもちました。
それぞれの考えをもとに仲間と意見交流する中で、作者は小説と人間の関係について伝えようとしていることはわかったけれど、まだ具体的に説明できないことに気づきました。そして、「『小説は小さな窓』とは、どんなことを表しているのだろうか」という問題を見いだしました。
作品の言葉を何度も丁寧に読み、仲間と考えを交流した先に、きっと新たな小説の世界が開けてくるはずです。


| 小説に描かれるもの ②
(短編小説「窓」いしいしんじ) |
「作者は『小説は小さな窓』という言葉で、どんなことを表現しているのだろうか」
意見交流では、「小説は自分自身の考えや内面、過去が映し出されるということだ」「人によって、小説をとおして見る景色は変わる」という考えが語られました。その中で、「小さな」という言葉から、「『大きな』ではなく『小さな』だから、見える範囲がしぼられる。だからこそ、見る人や角度によって、見えるものが変わってくる」と語ったり、「窓」という言葉を「鏡」や「扉」と比較し、「窓は無意識にでも、景色を眺めることができる。小説も、何気なく読んだものに、自分自身が描かれていることもある」と語ったりと、作品の細かな表現に目を向けて、別の言葉と比較しながら考えました。
言葉と丁寧に向き合い、小説を読み味わう愉しさを感じ始めています。


| 小説に描かれるもの ③
(短編小説「窓」いしいしんじ) |
「小説は小さな窓」僕はこの言葉を、頭の中で繰り返し考えました。ときには「小さな」という言葉がある意味について、ときには「窓」を「扉」や「鏡」と比較して。作品の言葉を読み返し、言葉からイメージを膨らませて自分の考えをつくっていくと、どうしてもこれ以上深められないという壁を感じました。そのときに、仲間の視点が大きなヒントになりました。仲間の意見を聞き、自分で考えることを繰り返すと、新しい言葉の捉え方が生まれます。これこそが、小説を読むことやみんなで考えるおもしろさだと気づきました。仲間と一緒に本を読み、考える国語の授業が楽しみになりました。
