A Little Is A Little Too Much!? ①
(Tipping in Japan)

 

チップ文化は日本には存在しない文化であり、馴染みのない人がほとんどでしょう。しかし今、このチップが日本でじんわりと浸透し始めています。

外国人観光客の中には、日本の良質なサービスに対して「チップを払いたいと」考える人も多くいます。そこで、世界のチップ文化の現状や、その中で生きる外国人のチップに対する考え方を追究しました。

すると、一定のメリットを認識した一方、このまま日本で浸透が深まったら、労働者の価値判断がお金になってしまう。日本文化のもつ、おもてなしの精神が薄れることにつながるのではないかという危機感を覚えました。

チップは日本でこのまま浸透していってもよいのか……自分なりの解を見いだし始めています。

 

 

 

 

 

 

A Little Is A Little Too Much!? ②
(Tipping in Japan)

 

「チップ制度は、このまま日本で浸透していってもよいのだろうか」

意見交流では、日本のおもてなし文化の重要性や、チップが浸透することによる社会の仕組みや人の考え方の変化を理由に、チップ制度浸透に反対する声が多くあがりました。しかし、チップ浸透によって、頑張っている労働者が適切に評価されるようになることや、おもてなし文化とのバランスを保つことで日本文化の価値を損なうことなく、任意で感謝の気持ちを伝えられる新しいチップ文化ができるのではないかという肯定的な意見もありました。その後、外国人に、一人一人が見いだした考え方を語り、意見をいただきました。外国人からのフィードバックを得て、おもてなし文化の重要性や、日本独自のチップ制度の意義などを再認識しました。そして、「おもてなし文化の価値はやはり見失うべきではない」「日本に合った人の心を大切にするチップ制度ならば浸透の余地はある」という考え方を共有しました。ここまでの追究を経て、異文化のもつ魅力や奥深さにおもしろさを見いだした子どもは、もっと多くの異文化を学んだり、異文化について考えたりしたいと考えるようになり、学びを愉しみ始めました。

そこで今、「異文化」をテーマにしたスキット作りに励んでいます。スキットを披露することで、より一層の異文化を紹介したり、学んだりすることにつながります。スキット披露の際には、異文化への学びを愉しむ姿がより一層、表出されることでしょう。

 

 

 

 

 

 

A Little Is A Little Too Much!? ③
(Tipping in Japan)

 

「チップ制度はこのまま日本で浸透していってもよいのだろうか」という問題を解決することをとおして、異文化への関心を高め、もっと異文化を知りたいと考えた子どもは「異文化」をテーマにしたスキット作りを行いました。スキットでは、「1歳の誕生日に、子どもにくじを引かせることでその子の運命を占う文化」「世界各国で異なるハンドサイン」、「30歳で独身ならコショウをかけられるデンマークの変わった文化」などが取り上げられました。スキットを英語で演じ、伝える中で、異文化を知ったり受容したりすることのおもしろさを更に実感し、これからもさまざまな異文化に目を向けていきたいと考えました。