隅々まで炭に! ①
(化学変化とその利用「花炭」)

 

インテリアや脱臭剤として使われている花炭。花や木の実、葉などの植物を炭化したものであり、植物の細かい形や模様がそのまま残るため、美しい自然の飾りとして楽しめます。

木の実は炭にすることができましたが、花は簡単に炭にすることができず、個人追究を始めました。そして、成果を意見交流する中で「どうすれば、花の隅々までCだけにして、残すことができるのだろうか」という問題を見いだしました。

加熱する温度や酸素の量を試行錯誤する中で、どんな美しい花炭ができるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

隅々まで炭に! ②
(化学変化とその利用「花炭」)

 

「どうすれば、花の隅々までCだけにして、残すことができるだろうか」

意見交流では、「加熱前に水分を減らすと形がきれいな炭ができる」「200℃から250℃くらいにすると熱分解が進む」という考えが語られました。その中で、二酸化炭素が発生していることを根拠に、「花の質量にあった酸素の量で加熱するとよい」という考えが語られました。この考えをきっかけに、花炭作りを原子モデルや化学反応式と結びつけて考えました。そして、「酸素の量によって炭ができるのは、C6H10O5+O2→5C+5H2O+CO2という反応が起きているからだ」と語られました。

酸素の量を調整し、自分の想いに合った花炭を作ろうと、動き出しています。

 

 

 

 

 

 

隅々まで炭に! ③
(化学変化とその利用「花炭」)

 

セルロース(CH10O)から炭素(C)を残すには、酸素の量を調整する必要があることを学んだ子どもは、自分の想いに合った植物を選び、学んだことを生かして、加熱容器にアルミ箔や窒素を入れて酸素の量を調節して花炭をつくる姿が見られました。きれいにできあがった花炭を見て、「家に持って帰って飾りたい」「転校した友人に送ってあげたい」「下駄箱に飾りたい」とそれぞれの思いを行動にうつしました。身近な植物を粒子の目で捉え、楽しみながら花炭をつくることができました。