【報告212年社会科「東に栄えるまち」(地理・愛知県の調査)の実践(3/15※最終回)

3月15日(月)本単元の最終授業を行いました。
スタートは、前時「とうえい超会議」に続き、オンラインで2名のかたに
参加していただきました。

本時の「新しい見方」は、
弱点に見えるところが、ストロングポイントになり得る!
でした。

2番目に登場してくださった企業のかたから、
「東栄町は、今後の日本や世界が直面するであろう少子高齢化を
体現しているまちである」
「東栄町は、世界最先端の少子高齢化が進んだ町である」

これから訪れる少子高齢化社会に対応していくために、
現在の東栄町のデータを活用することを提案されたのです。
活用方法の詳細については、公開できませんが、
この提案を聞いた子どもの顔に明かりが灯りました。
そして、東栄町の未来にも明かりが灯りました。

子どもの感想を紹介します。

・高齢者が増えることは悪いことだと思っていましたが、その固定概念がくずれました。一般的に悪いとされていることでも、逆手にとって考えることは大切で、これからの僕の日常生活に生かせると思い、戦略の幅が広がりました。(Y・R)

・今回得たものは、自分で調べる力と、アドバイスを聞いて自分の意見を変えて、どんどんをまとめる力です。今回得たものを、今後、いろいろな問題にぶつかったときに使いたい。あと、東栄町が発展していくとよいと思いました。(H・Y)

現状を把握することと、それに対する意見や考えをもち、改善策等を見つけることが大切だと思いました。私は社会科の重要性や学ぶ意味が本当にわかってなかった気がします。今回の追究は、良いところだけでなく、悪いところも考えながらの追求でした。しかも、現在の日本が抱えている問題の一つであったので難しかったですだ、新しいことを考えることは、予想以上に楽しかったです。(M・Y)

・僕たちは東栄町をPRするためにたくさん案を考え、東栄町のかたに提案しました。そして、東栄町の人のニーズに合ったものを踏まえて案を考えることが大切だとわかりました。そのためには、東栄町の中にいるひとの声を聴くことが大事だと思った。これから物事を考えるときには、単純に情報だけを読み取って考えるのではなく、人の意見を聴いて、たくさんの人が幸せになれるように考えていきたい。(K・S)

「誰もが幸せを実感できる未来と創り出す」
このためには、多様な他者と「共創」すること
本単元を終え、この重要性を実感しているところです。

(文責:研究主任 伊倉)

追:「とうえい超会議」の様子を、3/13(土)中日新聞で
取り上げていただきましたので紹介します。
マスコミのかたも、社会を「共創」する一員です。

【報告202年社会科「東に栄えるまち」(地理・愛知県の調査)の実践(3/12)

「東栄町ならではの魅力を発信しよう」と、12~1月は、個人追究を行ってきて、
2月中旬から、全体での追究を再開しました。

そして、六つ視点ごとのプロジェクトチームが立ち上がり、各チームが動き始めました。
Beauty(美)
Festival(祭)
Lunch(食)
Access(交通)
Support(支援)
Halcyon(自然)
作戦名は、頭文字を合わせて、「Be FLASH Toei-town!(東栄町に明かりを灯せ)」です。

本日、各チームが作成した提案動画をもとに、東栄町の行政や観光協会、
学校の校長先生、大学教授、企業のかたなど、多方面のかたと共に東栄町に未来を語る

「とうえい超会議」をオンラインで開催しました。

参加者(企業)のかたから、次のようなメールをいただきました。

正直申しまして、期待を良い意味で裏切られました。
しっかりと考えていられるアイデアも多く、ブラッシュアップをしていけば、
事業企画につながる内容も多いと思いました。
非常に良い学習であり、私自身も刺激を頂いた数十分でした。
あの感じですと、大人も子供も議論続けれそうでしたので、
活発な会議というのは立場が変わっても良いものだと思いました。

ご多忙中の中、本会議に協力してくださった皆様に心より感謝いたしております。
本単元も、ラスト1時間です。
単元を終えて、最後に、どんな「よりよい考え」をもつのか。
次回紹介させていただきます。

(文責:研究主任 伊倉)

 

【報告191年数学科「鏡映の世界」(空間図形)の実践(2/9)

本単元で目指す子どもの姿は、こちらです。
「数学的な視点をもち、仲間と考えを関わらせ合いながら学びを深める子ども」
数学的な見方・考え方を働かせ、自らの学びを更新する姿の表出を狙います。

主なてだては、二つです。
①「ふれる」「比べる」「見通しをもつ」「追究する」という四つの活動を繰り返す
これにより、一人一人の子どもが数学的な視点をもてると考えました。
手段として、ロイロノートを活用しています。
授業の終わりに、製作物を撮影した写真を共有し、仲間の追究過程に「ふれる」。
次時の始めに、自分の考えと「比べる」ことで、学習の「見通しをもつ」。
そして、「追究する」のです。

②中グループによる意見交流を行う
学級全体で行ってきた意見交流を、グループによる交流にしました。
構成人数は、9人×4グループ。全体よりも自分の考えを発信しやすい。
また、小グループよりも、多くの考えにふれることができると考えました。

下の写真は、先日のグループ交流の様子です。
「台形の角度は何度くらい?」
「正五角形の内角の和は関係ないの?」
数学的な見方を働かせながら、考えを深めていました。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告181年保健体育科「スナッグゴルフ」(球技・ターゲット型)の実践(2/5)

本単元での目ざす子どもの姿は、こちらです。
「仲間と身体感覚を磨き合い、更なる上達や活躍の場を目ざして動き出す子ども」

技能の向上に向けて、仲間と対話しながら共に上達し、
更に運動を楽しみたいという思いにつなげたいです。
具体的なてだてとして、「フィジカルダイアログプラクティス(FDP)」
という学習形態をとります。
FDPとは、仲間との身体的対話をとおして行う基礎練習と、
その振り返りを含めた一連の学習形態のことです。
仲間との身体的会話により、自身の身体感覚に気づいて、コツやカンをつかみ、
身体感覚が磨かれて、更なる意欲の向上につなげることを狙います。


現在、40m先のフラッグを狙う「ニアピンチャレンジ」を行っています。
昨日は、バディと対話しながら、個々の課題解決に向けて取り組みました。
「手首を固定すると真っ直ぐ飛ぶよ」
「腰のひねりを覚えるとよいよ。お腹がひねられるような感覚」
「テイクバックのときに、左足を前に出すとよいよ」
などと声が聞こえてきました。

(文責:研究主任 伊倉)

 

 

【報告171年数学科「鏡映の世界」(空間図形)の実践(2/2)

1年生の数学では、「テーパー万華鏡」を教材に実践を行っています。
テーパー万華鏡とは、3枚の鏡をそれぞれ合同な台形にすることで、
対象物の映像が立体に見える万華鏡です。

子どもは現在、「正十二面体を映し出すためには、どうすればよいだろうか」
という問題の追究を行っています。
子どもは、鏡面の形や数を変えながら、正十二面体を映し出そうと試行錯誤しています。

教師は、子どもが仲間と共に、効果的に考えを構築できるように、
ICTを積極的に活用したり、よりよい意見交流の形態を模索したりしています。
子どもは、みごと正十二面体を映し出す万華鏡をつくることができるのか?
仲間と関わり合いながら、問題解決に臨む子どもの姿に注目です。
(文責:研究主任 伊倉)

 

 

 

【報告161年保健体育科「スナッグゴルフ」(球技・ターゲット型)の実践(1/29)

1年生の体育では、「スナッグゴルフ」を教材に実践を行っています。
スナックゴルフは、ゴルフ入門者向けの教材で、主な特徴は、次のようです。


・クラブは、アプローチ用の「ランチャー」とパター用の「ローラー」の2種類のみ
・ボールは、テニスボール(硬式)のような素材で、テニスボールをひと回り小さくしたサイズ
・表面をマジックテープ素材で覆われた「スナッグフラッグ」にボールをくっつけると、ホール終了
(詳しくは、スナッグゴルフジャパン事務局のウェブサイトをご覧ください)

 

子どもは現在、「何度やっても同じようにショットできるようになるまで精度を上げたい」と、
ショットの技能向上に取り組んでいます。
仲間とバディを組み、互いにプレイを見合い、声を掛け合いながら、ともに技能を高める
子どもの姿に注目です。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告152年社会科「東に栄えるまち」(地理・愛知県の調査)の今後の予定(12.18)

12月16日(水)に、今学期の最終授業を行いました。
これまでの学習を踏まえて、「これからどうしていくのか?」学習計画を立てました。
子どもは、東栄町について得た情報の量が少なく、「実際に現地を見たい!」という思いが強いです。

そこで、コロナ禍が少し落ち着いたら、視察に出かけようということになりました。
よって、この学習は、全体では一時中断し、再開(2月中旬予定)までの期間をグループ(又は個人)追究の時間に充てることにしました。
子どもは、「自然」「食」「歴史・文化」「産業」「美」「交通」「町おこし」など、テーマを決めて追究を始めました。

本校は、本日から冬休みに入りました。早速ある子どもから、こんなメールが届きました。

川の底が段差になっているところが気になったので調べました。
東栄町の地質は、硬い流紋岩と脆い凝灰岩が入り交じっています。

底が段差になっていた川の付近はちょうど流紋岩と凝灰岩の境の辺りにあります。
硬さの違う石の境に川があったせいで、あのような地形になったのではないかと推測しました。
この仮説をもとに、冬休み中に川の底の謎について調べたいと思います。

冬休み中に、子どもがどんな追究を行うのか?
3学期が始まりましたら、報告させていただきます。
それでは、皆様、よいお年をお迎えください。

東栄チキンの炭火焼き

<東栄チキンをいただく>

 

(文責:研究主任 伊倉)

【報告142年社会科「東に栄えるまち」(地理・愛知県の調査)の授業②をアップしました(12.10)

前回の授業終盤、子どもは、「東栄町は魅力が多い、しかし人口は減少している」ととらえ、その原因を、「交通が不便なこと」と考えました。

そこで教師は、資料「三遠南信道…東栄ICが開通します」
という国交省のお知らせを提示しました。

さて、この資料から、子どもはどう考えたでしょうか。
今回は、その続きの授業、「東栄町は、これからどうなっていくのでしょうか」です。

多くの子どもは、これをチャンスと捉えます。
しかし、5名の子どもは、ストロー現象を想起し、「ピンチ」と捉えます。

今回も、9月29日の研究協議会に申し込んでくださったかたは、
その時にお知らせしたIDとパスワードで動画視聴できます。
よろしければご覧ください。


(文責:研究主任 伊倉)

【報告132年社会科「東に栄えるまち」(地理・愛知県の調査)の授業①をアップしました(12.8)

2年生の社会科でも追究単元を始めました。
単元は、「身近な地域の調査」で、愛知県の調査を行うことにしました。

単元導入では、リーサス(地域経済分析システム)を使い、
愛知県内の気になる地域を探しました。
子どもは、中国・四国地方の学習経験から、主に「人口」の視点から探していました。
そして、「人口増減」や「年齢構成」をもとに、
飛島村や南知多町、新城市、設楽町、東栄町、豊根村を挙げました。

次に、「人口が少なくても、お金があればよい」ということで、
子どもは、「財政」の視点から探しました。
主に、市町村の「財政力指数」をもとに探していました。

すると、飛島村はなんと全国1位の財政力でした。
逆に財政力指数が1を大きく下回っている北設楽郡の2町1村が気になり、
人口は3千人でありながらも、財政力指数が0.19である東栄町が最も気になりました。
そこで、「東栄町はどんなところか」について、調べることにしました。

今回、アップした動画は、調べたことを交流する授業です。
子どもは、東栄町の魅力を次々と見つけていきます。
人口減が続いている状態について、子どもは交通網の視点から、
「交通が不便なことが人口減少につながっている」と考えます。
しかし、驚くべき事実が!

9月29日の研究協議会に申し込んでくださったかたは、
その時にお知らせしたIDとパスワードで動画視聴できます。
授業者は、私、研究主任・伊倉です。
(システムの都合上、申し込んでいただいているかたのみとなります。すみません)
お時間のあるときにご覧ください。少し進んだら、続きの動画もアップ予定です。


(文責:研究主任 伊倉)

【報告12美術科に続き、社会科も単元終末授業をアップしました(10.29)

3年社会科単元「チャレンジ!キャリアアップ社会」では、
子どもは、フリーランスをはじめとしたさまざまな働き方があることに着目し、
問題「働き方は、これから変わっていくのだろうか」について考えてきました。

そして、研究協議会で公開した授業(動画配信中)において、
「我が国が国際競争で勝ち抜くためには、働き方を変えるべきではないか」
と考え、終身雇用に代表される日本型の雇用制度に疑問を抱きました。

そこで、単元終末に「ジョブ型雇用制度に変えていくべきではないか」
というテーマで意見交流を行いました。

授業前半、子どもはこれまで取材してきた事業所等に再度、
自分の考えを発信し、情報交換しました。
その後、全体で学級全体で感想交流をしました。
この授業動画をアップいたしました。
授業後半、ある子どもが全体に向かって、ジョブ型雇用へ移行することへ の
危険性を訴えます。

第50回生活教育研究協議会に申し込んでいただいたかたのみの視聴となりますが、
ぜひご覧ください。
(文責:研究主任 伊倉)

【報告11引き続き、独創性を育んでいます(10.26)

現在、第50回生活教育研究協議会の動画視聴期間中です。
たくさんの学校関係者の皆様がご覧くださり、有り難く思っております。
ご意見、ご感想等ございましたら、研究主任・伊倉( ikura50@auecc.aichi-edu.ac.jp)
まで、メールでお寄せください。
また、まだ視聴されていないかたは、11月8日(日)までが視聴期間となっております。
ぜひご覧ください。

さて、美術科では、第50回生活教育研究協議会で、
美術科単元『「わからないもの」への挑戦(現代アート鑑賞)』の授業を公開いたしました。
当日は、問題「現代アートとどのように向き合っていけばよいのか」について、意見交流し、
子どもは、「現代アートは、自分自身を見つめるきっかけを与えてくれるもの」
という考えを共有しました。

そして、先週、単元の終末の授業を行いました。
そこでは、久門剛史氏の作品「Force」について、豊田市美術館の学芸員の方を交えて、
アートセッション(対話型鑑賞)を行いました。

この授業動画を、第50回生活教育研究協議会の動画視聴アプリ「MOVIE LIBRARY」に
特別に追加でアップいたしました。

本協議会に申し込んでくださっている方は、同じID・パスワードで視聴いただけます。
こちらもぜひご視聴ください。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告10第50回生活教育研究協議会
 ~信州大・伏木久始教授による講評~(10.10)

昨日(10/9)付けで、
本校研究協議会にお申し込みくださったかたがたへ、
授業案集等を発送させていただきました。

来週の中頃には、ご指定ただいた発送先にお届けできる予定です。

動画の視聴期間は、10月17日(土)~11月8日(日)を予定しています。

さて、去る9月29日に行った研究協議会では、今年度、本校の研究アドバイザーを
勤めてくださっている、信州大・伏木久始先生から講評をいただきました。

世界の教育の動向を踏まえ、広い視野から本校の研究及び授業について、ご意見をいただけました。

今回、伏木先生の講評(PDF)をアップいたしますので、ぜひご一読ください。
尚、この講評については、申し込みいただいたかたにお届けする「授業案集」にも掲載しています。

伏木久始先生の紹介

伏木久始先生による「講評」

(文責:研究主任 伊倉)

【おしらせ2研究図書『独創性を育む』発刊しました(10.1)

「第50回生活教育研究協議会」の動画視聴の申し込みありがとうございました。
定員600名を超える本当にたくさんの申し込みに感謝しております。

全18の授業はもちろん、協議会も視聴できます。
また、それに加えて、信州大学の伏木先生のご講評も観ることができます。
更に、全授業案をまとめたスペシャルな冊子も送ります。
現在、動画の編集に励んでおりますので、もうしばらくお待ちください。

さて、見出しの件です。
本日、5年間の研究の一つのまとめとなる、研究図書『独創性を育む』を発刊しました。

新学習指導要領でも注目を集めている「主体的・対話的で深い学び」そのものを具現化する授業の実践を36本掲載しています。全教科複数の実践が載っています。
また、本校独自の特別活動や「Lifework(総合的な学習の時間の取り組み)」も掲載しており、教育課程全体で子どもの学びを深めていく様子が伝わるはずだと信じています。

1冊2,000円(税込)です。

「研究図書情報」のページから申し込みができます。

この本をきっかけに、教育に携わるさまざまなかたと、未来の教育について語ることができるとよいと考えております。
ぜひ、お読みいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(文責:教頭 森)

【報告9第50回生活教育研究協議会(9.29)

本日、第50回生活教育研究協議会を開催いたしました。

子どもは、これまで追究してきたことを出し合い、仲間の考えを聞き合い、「差異を吟味する」ことをとおして、「よりよい考え」を生み出していました。

今回は、感染症予防のため、学校関係者の方々に子どもの学びの姿を生で見ていただくことができませんでした。しかし、参加を申し込んでくださった方々には、10月中旬を目途に、動画配信させていただきます。

現在、北は北海道から南は沖縄まで、500名以上の学校関係者のみなさまから申し込みをいただいております。
動画でぜひ、本校の子どもの学びの姿をご覧ください。

また、本日は、信州大学の伏木久始先生をお招きし、本校の研究についてご意見をいただきました。

世界の教育に精通しておられる伏木先生です。
広い視野から、本校の研究の必要性や更なる課題をご教授いただきました。
その様子も、動画にて皆様にご覧いただけるように準備しているところです。
これについても、追ってこのページでご紹介させていただきます。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告8自分の考えを整理しています(9.28)

「どうしても解き明かしたい問題」について追究してきた子どもは、
今、「仲間の考えを聞きたい」と思っています。

明日の研究協議会では、全教科の授業で意見交流を行います。
子どもは、仲間の多様な考えを聞き合います。
今日は、多くの教科で、これまでの追究を見直し、自分の考えを整理していました。

明日、「新しい見方で捉え、よりよい考えを生み出す」子どもの姿に注目してください。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告7社会科の授業の様子です(9.25)

本校では、問題を追究する際に、積極的に取材活動を取り入れ、当事者や専門家からの知見をいただきながら考えを深めていきます。

これは、新学習指導要領の理念である「社会に開かれた教育課程」の実現に向け、
「学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させる」ことにも通じます。

1年社会科単元「アフリカの真実(世界の諸地域)」では、モザンビークでJICAが中心となって8年前から進められてきた「プロサバンナ事業(大規模農業開発)」に着目しています。

子どもは、この事業が先月、中止になったことを知り、問題「日本とモザンビークにとってWin-Winな農業開発とはどのようなものか」を見いだし、追究しています。

今日は、アフリカ日本協議会のかたとZoomで取材を行いました。

9月29日(火)の研究協議会では、問題について、これまでの追究してきたことをもとに意見交流します。

日本とモザンビークの関係構築に向けて、よりよい考えを生み出す子どもの姿に注目です。

研究協議会の申し込みは、まだ受け付けております。10月2日(金)までに申し込んでいただければ、授業案集等を郵送させていただきます。

参加費は無料です。お申し込みをお待ちしています。

(文責:研究主任 伊倉)

【おしらせ1第50回生活教育研究協議会の案内(9.15)

「研究会情報」のページにも載っていますが、本校では、9月29日(火)に、「第50回生活教育研究協議会」を行います。

本来であれば、たくさんの参観者を招いて、子どもの姿を直接見ていただける場を用意したかったのですが、今年度については、「後日動画配信」(参加費:無料)という方法のみで対応させていただきます。

「動画配信」については、全ての教科を網羅しながら、計18もの追究の授業を観ることができます。
ぜひ、「研究会情報」のページをご覧いただき、申し込んでいただければと思います。
しかも、申し込んでいただいたかたには、「18の授業案集をまとめた冊子」も送らせていただきます(お得です)。

チラシ内の「単元名」や「単元説明」を見ていただければわかると思いますが、一つ一つの授業が非常にユニークかつ魅力的な題材を扱ったものになっていると自負しております。
お知り合いの先生や教育関係者にどんどん宣伝していただきたいと思います。

現在、すでに申し込みは始まっていますが、例年よりも、県外からの参加者が多くて、大変嬉しく思っています。
直接子どもの姿を見ていただけないことは残念ですが、逆に、距離関係なく、多くのかたに発信できるチャンスだと考えています。

ぜひ、お気軽にお申し込みください。
たくさんのお申し込み、お待ちしております。

(文責:教頭 森)

【報告6数学科の授業の様子です(9.11)

現在、本校では、体育大会に向けた活動が真っ盛りです。
(活動の様子は、『附中日記(9/7~)』をご覧ください)
3年生を中心に、子ども主体で体育大会を創りあげようとする姿は、まさに「附中生」です。
さて、入学して間もなく半年になる1年生は、「附中生らしく」なってきたでしょうか?

前置きが長くなりました。
1年数学科単元「あなたのランクは?附中度チェック(資料の活用)」の紹介です。

1年生の子どもに「附中生らしさ」とは何だろう?と問いかけました。
すると子どもは、半年間の生活経験や先輩の姿から、次のように「附中生らしさ」を表しました。

たくさん出された「附中生らしさ」をグループに分け、何度も繰り返していくうちに、
子どもは、次の6項目で「附中生らしさ」を測れるのではないかと考えました。
①判断力 ②思考力 ③個性 ④発信力 ⑤行動力 ⑥仲間関係

現在、子どもは、この6項目をいかにして数値化するのか?を考え始めています。
そして、この後、6項目の数値からどのようにして総合判定を行うのか?
「附中度チェック」を創りあげていく子どもの姿に注目です。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告5導入授業(美術科)の紹介です(9.9)

前回に引き続き、導入の授業の様子を紹介します。
今回は、美術科です。

早速、問題です。
これは、何かわかりますか?

子どもの反応は、次のようです。

「クジラかな」「ペンギンかも」
「鳥のくちばしじゃない?」
「女性の後ろ姿だ」

正解は、「便器(男性用)」です。

有名な作家であるデュシャンの作品で、NYの展覧会に出展されたものです。

これを知った子どもは、
「便器に名前を書いただけじゃん!」
「これのどこがアートなの!?」
と驚き、「アートとは何か?」についてわからなくなりました。

美術科単元『「わからないもの」への挑戦』の始まりです。

この後、子どもは、さまざまな現代アートの鑑賞をとおして、
「現代アートとは、何か?」について追究しています。

現代アート作品をさまざまな見方で捉え、感性を豊かにしていく子どもの姿に注目です。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告4導入授業(理科)の紹介です(9.8)

前回は、英語科の授業を例にして、単元前の授業の様子を紹介しました。

今回は、「導入」です。
1年理科単元「サウンド オブ ストリングス(音の性質)」で紹介します。

まずは、こちらの動画(24秒)をご覧ください。

何の音か、わかりますか?

 

 

 

正解は、「糸」です。

教師が、衝立の後ろで糸を使って、演奏?しているのです。
(この後、プロの奏者の美しい音色も提示しています)

子どもからは、
「糸の音とは思えない」
「どうやって音を出しているのだ?」
「私も、演奏してみたい!」  など、多くの声が上がりました。

そこで子どもは、実際に糸で音を出すことに挑戦し始めました。

・糸の張り方を変える子ども
・糸に水や油をつける子ども
・輪ゴムでこするなど、こするものを変える子ども

現在、2時間の授業を経て、音を出せたこどもはいません。

はたして、この後、子どもは音を出せるようになるのか?

そして、美しい音楽を奏でられるのか?

この後の、子どもの追究する姿に注目です!

(文責:研究主任 伊倉)

【報告3追究単元スタート!(9.7)

2学期のスタートとともに、全ての教科の研究室が研究単元に入りました。

写真は、3年英語科単元「Open the New World(Japan in the World)」開始時の様子です。

子どもは、仲間とともに夢中でゲームをしています。
スクリーンに映し出されたゲーム画面は迫力満点です。
「これのどこが英語の学習なのだ?」と思われるかもしれません。

本校では、開校以来「生活教育」を普遍の理念として、授業づくりに取り組んでいます。私たちは、子どもの生活から単元を構想します。
そして、子どもが自ら問題を見つけ、解決に向かって追究する過程(問題解決的学習過程)を大切にしています。

3年英語科の単元では、「eスポーツ」を教材として取り上げます。
上記の写真は、正確には、単元開始前の授業の様子です。
子どもの生活に教材を落とし込み、子どもを共通の土台に乗せるための、いわば布石です。

この後、子どもが外国のかたと関わりながら、外国と日本でのスポーツに対する考え方の違いを捉えていく姿に注目です。

「第50回生活教育研究協議会」で公開する全18授業の「単元説明」を本Webサイト上に掲載しましたのでご覧ください。

また、本協議会の参加(動画視聴による参加)申し込みが始まっておりますので、ぜひ、お申し込みください。

申し込みいただいたかたには、授業案集と動画視聴に必要な情報を後日送付いたします。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告2】伏木 久始 先生 から学んだこと(7.10)

 

今年度、研究主任を務めさせていただいている伊倉です。

【報告1】でアップしたとおり、7/2(木)の英語科研究授業で、信州大学大学院教授 伏木 久始 先生 にご指導いただくことができました。

私たちは、1947年の開校以来、「生活教育」を普遍の理念とし、問題解決的学習過程の授業づくりを行ってきました。子どもの主体性を尊重し、教師自身も実践の判断主体となり、自前の言葉で研究の理論を構築してきました。それゆえ、手前味噌な研究となってはいけないと考えています。

そこで今回、伏木先生に、私たちの授業を見ていただきたいと考えました。

伏木先生は、国内外の教育現場をフィールドに研究活動を進め、教室で起きている事実を、常に「学ぶ側の立場」から考えるアプローチを大切にされておられます。

伏木先生から、次のようなお言葉をいただきました。

子どもが考えるには、考える「材」と、それに係わる「問い」と、その子に必要な「時間」が必要で、それを徹底的に追究した子は、仲間に話したいし、友の追究を 知りたくなる…それが表現の必然的な動機となりますし、自分らしくある「独自性」を育み自己肯定感を高めるものになる。岡崎中の研究の方向性は正しい。

また、事後研究会では、次のようなご指導をいただきました。

・問題「Do we really need school rules?(校則は本当に必要か)」についての議論が、単純化しすぎた議論となっていた。日本は校則があって厳しく、外国は校則がなくて自由であるというような、二極対立となっていた。日本国内においても校則についての考え方は異なる。外国においては、国によって大きく異なる。単純化しすぎると、うわべの議論となるおそれがある。

・英語科の授業として、教師対(指名された)子どもという単純なベクトルになっていた。子ども同士の意見交換やディスカッションを取り入れて、英語で発言することが苦手な子どもも、議論に参加できる仕組みがほしい。

 

私たちに寄り添った具体的な指導をしていただき、とてもありがたかったです。また、研究の方向性はお認めいただけました。次は、どのように進むかが肝心だと思っています。

今月は、各研究室が授業研究(計16公開)を行います。

コロナ禍ですが、「どうしても子どもの学ぶ場を大事にしたい」ということで、「3密」を避けた状態を保つため、広い部屋に移動して行ったり、参観人数を制限したり、オンラインで別の場所から見たりするなどの工夫をして行っています。

「独創性を育む」研究は、5年目に入り、今年度が最終年次です。
これまでに構築した理論に基づいて授業実践を重ね、質を高めていきたいです。

(文責:研究主任 伊倉)

【報告1】今年度初の研究授業を行いました。(7.8)

7月2日(木)5時間目

この日、今年度初めてとなる「研究授業」を行いました。
ただ、このコロナ禍の状況では、いつものように、附属岡崎中全教員が教室内に入ることができません。
なので、教室内の教員は、5名程度にしぼることにしました。

ただ、その他の教員が参加しないのもいかがなものかということで、研究部を中心に工夫をしていただき、オンラインで授業の様子をつないでの参観となりました。

担任のある教員は、教室内で自習監督をしながら、パソコンで参観。
その他の教員も、研究室などで各自参観しました。

もちろん、音が小さくなってしまうなどの不具合はありましたが、「まずはとにかくやってみる」精神で行いました。

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授業は、2年生の英語科。

「校則は本当に必要なのだろうか」という問題に対して、子ども一人一人がこれまで追究してきたことを伝え合う意見交流の授業でした。

「ブラックな校則はいらないけど、規律を守るためには校則は必要じゃないか」という意見が多い中、「フィンランドには全く校則がない」ということを例にあげながら「校則完全廃止のよさ」を動画とともに伝える子どもの発言をきっかけに、「校則がないこと」について話が焦点化されていきました。

子どもは、現在、取材を計画したり、アンケートをとったり、インターネットや書籍で調べたりしながら、追究を更に深めています。

※「附中日記」のページには、もう少し詳しく載せてあります

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

授業後の職員の協議会(本校では「研究全体会」と呼びます)では、信州大学の学術研究院教授の 伏木 久始 先生にもオンラインで参加をしていただき、本校の授業協議の様子を見ていただきました(5時間目の授業もオンラインで参観していただきました)。

授業協議の様子を見ていただいた後、最後に、授業の感想とともに、ご高評をいただきました。

伏木先生のお言葉で、個人的に印象に残ったものは、「私たちが当たり前だと思っていることにメスをいれないと、子どもにうわべの議論をさせてしまう気がする」です。あたりまえだと決めつけて見ないでいる部分に目を向けることで、表面的なものの見方から、もっと内面を見つめていくものの見方になるのではないかと考えました。

伏木先生、ありがとうございました。

※この日の授業や研究についてもっと知りたいかたは、本校 研究主任までご連絡いただければと思います。

(文責:教頭 森)

【予告】附属岡崎中学校の研究の今を語っていきます。(7.7)

このページでは、愛知教育大学附属岡崎中学校の研究の「今」の状況を伝えていこうと思います。

対象は、教員や教育に携わる全ての人です。

本校は、「独創性を育む」という研究を進めてきて、今年度で5年目を迎えます。
今年度は、「独創性を育む」の研究の最終年次ということもあって、附中教員全員で力を合わせて、日々がんばっているところです。

単元づくり、出版本の原稿の校正、9月29日に行われる「生活教育研究協議会」の準備など、さまざまなことを同時進行で進めています。

4、5月も、研究に関わる会議については、ストップさせることなく、紙上提案やオンラインでの会議、距離をとったうえでの会議などを繰り返しながら、ここまで歩みを進めてきました。

6月より学校が再開し、子どもがやってきて、少しずつ日常を取り戻す中で、現在ようやく、さまざまな配慮をしたうえで、附中ならではの「追究の授業」が始まっているところです。

そして、明日からは、各教科で、いわゆる研究授業を行っていきます。

子どもが目を輝かせながら仲間と思いを伝え合うすてきな時間になるとよいなと思っています。

コロナ禍ではありますが、今だからこそできる意見交流、いまだからこそできる追究があると信じています。

また、授業の様子や研究について、このページを使って、不定期に語っていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

(文責:教頭 森)