研究会は中止となってしまいましたが、各授業者が研究会に向けて考えていた授業を実践しております。感染症対策を徹底しながらも、工夫して主体的・対話的な授業を目ざしております。

 その一端を紹介します。3年生の社会科の授業です。

【単元の概要】

本単元では、岡﨑市の太陽の城跡地の活用方法を考える。太陽の城は新しい施設を建築してその土地を有効活用しようと2012年に解体され、QURUWA戦略によってホテルの誘致が実現した。しかし、2020年に新市長が事業の見直しを宣言し、議会も公聴会も紛糾している。最も近い中学校が本校であり、太陽の城が市内唯一の児童館であったことからも、この事業は子どもにとって身近な存在である。地方自治の本旨は住民の意見に基づく政治であり、住民が選挙や請願、アンケートなどで意見を示すことで成り立つ。地方の人々との交流を通して行政に対する意見を形成し、思いを伝えることでよりよい社会を作ろうとする姿勢を養う。

【市長に提案する(9/24)】

3Aの子どもが考えた提案を、市長並びに市の職員4名に向けて、発表しました。「太陽の跡地」をどのように利用するか、一ヶ月近くかけて考えたプランを真剣にプレゼンテーションしていました。コンベンション施設やホテル建設を念頭におき、その周りをどのように活用するかという視点の提案が多くありました。市長からは、子どもの提案に対する賞賛のお言葉を数多くいただきました。この後、クラスとしてどのような活用方法を目ざすべきか、もう一度、話し合い、最終的に提案書を市に提出する予定です。

 

【6月4日(金)アンケート調査、取材活動の報告】

2Aの子どもが、「どうすれば電力自由化が価値あるものになるのか」という問題を追究する中で、附属岡崎中学校の保護者の皆様にアンケートをとらせていただきました。アンケートで寄せられた質問に答えようと、「中部電力カテエネショップ」を取材したり、意見交流で考えを深めたりしました。「質問に対する答え」が完成しましたので、アンケートの集計結果とともに掲載させていただきます。

「電力自由化」アンケート集計結果

アンケートの質問と答え 

以下に示した資料は、カテエネショップのHPに掲載される予定のものです。子どもが、真剣に質問をぶつける様子がうかがえます。当初、1時間ぐらいを予定していた取材活動でしたが、子どもの熱意とそれに応じていただいた担当者のかたの熱意により、3時間にも及ぶ対話活動となりました。(文責:奥村 仁)

 

 

【5月27日(木)授業記録見取り研修会】

5月13日(木)に行われた研究授業の授業(発言)記録をもとに、授業記録の見取り方を学ぶ研修会を行いました。今回は、講師として名古屋大学の柴田好章教授をお招きし、講義をしていただきました。

本校の第2食堂(150人収容)に拡大した授業記録を貼り、附中職員が付箋紙に授業記録を読んで気になることを記載し、付箋紙を使った交流を行いました。講義の前半は、柴田先生と職員の対話形式で、柴田先生の投げかけに職員が答え、柴田先生に総括していただくような形で行いました。後半は、「授業記録にもとづく授業分析のすすめ」ということで、柴田先生の研究にもとづく授業記録の見取り方を教えていただきました。

以下に授業発言記録と講義内容(一部抜粋)を掲載します。詳細はそちらにて、ご確認ください。

授業記録

講義内容(一部抜粋)

文責:研究主任 奥村  仁

 

 

 

 

 

今年も、「研究の今」を伝えていきます。研究授業はもちろんのこと、研究に関わることや子どもが躍動する姿を伝えていけたらと思います。

○令和3年度最初の校内授業研究会

【5月13日(木)5時間目 場所:第2食堂】

2Aにて、校内公開授業(社会科)を行いました。子どもは、「どうすれば電力自由化が価値あるものになるのか」をテーマに、4月中旬から追究学習を行ってきました。訪問取材、テレビ会議、アンケート調査などを行い、多面的に電力自由化の現状や影響を調べ、各自が考えを構築しました。アンケート調査の結果や取材の報告については、現在作成中ですので、まとまり次第お伝えできたらと思います。

今回は、自分の考えをパワーポイントにまとめ、一人一人がプレゼンテーションできるように準備しました。当日の授業は、一人のプレゼンテーションに対して、学級全員で議論する形で行いました。普段は、教師が子どもの考えを整理したり、追加の発問を行い議論を促したりしていますが、今回は子どもが主体的に議論を進めていきました。

更に、今年度から導入されているクロムブックを使い、共有シートに各自が考えを打ち込み、学級全員の思い・考えを共有することで、全員参加、全員が考えを深めることを目ざしました。

今回は、授業のおおまかな様子、主に授業の方法をお伝えしました。

子どもが、今年度初の研究授業ということで、気概をもっていきいきと頑張る様子が印象的でした。

(文責:研究主任 奥村 仁)